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2012年6月24日 Category: 読んだ Tag:

 

この変化の多い時代。今まで常識だったことが常識ではなくなり、新しい考えがどんどん出てくる時代になってます。
ドラッカー的に言うと、資本主義からポスト資本主義への移り変わりの時代。

歴史的に見ると、過去にもそのような変化があった時代があります。
それが明治維新。
明治維新のころの価値観の変化を見ると、今の時代と似ているようなところも見受けられます。

 

変化の多い時代。時代の移り目。
過去にもそういったことはありました。
それが明治維新。

そんな明治維新の時代の経営者、渋沢栄一の「論語と算盤」を読みました。

これは、

 

渋沢栄一自身も、時代とともに価値観を180度変えた人。
最初は尊皇攘夷を唱えて、外国を撃退しようと考えてました。
それが、海外の文化に触れて一転、
日本が遅れてると気づき、欧米の資本主義のやり方を真似て日本に広めていこうと決心します。
この本が言ってるのは、道徳とビジネスのバランス。
日本で株式会社の基本をつくった渋沢栄一は気づいていた。
資本主義が行き過ぎると、利潤を追い求めることが目的になってしまう、と。

 

そんなときに必要なのが道徳であり、
その道徳を学ぶために必要なのが論語だと。

 

論語は紀元前5世紀、つまり今から2500年くらい前の話。
中国の孔子

漢文の授業で習った「氏曰く・・・」のやつです。

 

 

つまり道徳とビジネスの大切さを説いている。

行き過ぎた資本主義になると利潤ばかり追い続けてしまう。

だからといって利潤を追い求めることが悪いことではない。

それだけ明治維新の時代と変化の多い現代の状況が似ているということだろう。

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