尾形光琳の『燕子花図屏風』を見にいきました。
前からみたかったんですよね。コレ。
琳派の世界観が最近すごい好きで、とくに尾形光琳は一番好き。
琳派の絵の美しさは、余分なものを極限までそぎ落としたシンプルさだと思う。
なにより構図がすばらしい。全体的にほとんど空白だらけなのに引き込むような迫力がある。なにも描いてない空間によって絵が浮き出てくるように感じる。
見てて思ったのは、琳派の絵には西洋絵画のような華やかさやリアリティはないけれど、独特の簡素な美しさがある。
絵画というよりはデザインに近いように思える。
画力や技巧ではなく、最低限のグラフィックを配置し、いかに美しく見せるか。これは完全にデザインだ。
こういう簡素な美しさを自分のデザインにも取り入れていきたいな・・・。
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はじめまして。「燕子花」を拝見し、光琳を詠った拙い短歌にTBさせていただきました。よろしければお立ち寄りください。