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2008年2月12日 Category: 行った Tag: , ,

目黒駅の近場にある東京都庭園美術館で開催中の
『建築と記憶-写真と建築の近現代-』展に先日行ってきました。
これは19世紀から現代までの建築の写真、図面、模型が展示されてる展覧会です。
古いものは江戸時代のお城の写真から、新しいものは安藤忠雄、伊東豊雄の建築まで。

お城の写真は帯刀した侍とかも写り込んでて、歴史を感じます。
明治の帝国議会議事堂の写真も教科書で見たようなものも、その時代の空気を感じます。
大正時代くらいの東京の全景の写真もあったのですが、建物が全部低い低い。当たり前ですが東京もこんな時代もあったんですね。

一番感動したのが、100年くらい前の図面。
図面自体かなり古く、寸法も○尺○寸とかなんですけど、
現代の図面とほとんど変わらない。精密で繊細で美しい。
色づかいも鮮やかで、図面も非常に見やすく分かりやすいレイアウトで感動しました。
図面自体がまるでグラフィックデザインのようです。

展示されてたある建築家さんの言葉で
「建築家は医者のようなもの。仕事ひとつひとつに責任が生じる」
といった言葉が印象的でした。
確かにその通りですね。僕もそのような考えでデザインをしていかなくてはいけないな、と改めて思いました。

庭園美術館自体もアールデコ様式の古く味のある建築で
これを見るだけでも満足です。
“庭園”って付くくらいだから、庭も美しくて
いい雰囲気でした。

庭園美術館自体の建築も楽しめますし、日本の近代建築を広く見れますので
ボリュームのある展示会だと思います。
緑の多い庭園にある美術館で、非常にいい環境でした^^
白金といういい立地に位置してますので、お近くにお寄りの際は是非
行ってみてください。

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