「創造の狂気 ウォルト・ディズニー」という本を読みました。この本はウォルト・ディズニーの半生が書かれた本。
だいたい今までのディズニー関連の本というのは、発売される前の段階でディズニー社の検閲があるんですが、
この本は、ディズニー社の全面協力を得ながら、検閲を受けることなく発売された本だそうです。
なのでディズニーを過度に美化しすぎることもなく、また過度に否定することもなく、あくまで中立的な立場で描かれた内容になっています。
内容はディズニーが生まれてから、死ぬまでの細かい内容まで書かれた自伝になってます。かなり詳細に書かれてるので本が分厚い(笑)。
読むのに結構時間を要しました。
ディズニーはミズーリ州の自然豊かな街で幼少期を過ごしました。その後、美術学校で学ぶも、退学し陸軍に入隊。
そして、広告代理店で働き出だすも、1年で失業。
19歳で「ウォルト・アイワークス・カンパニー」を創立。
アニメーターを経た後、自身でアニメ制作を始めるも、資金のやり繰りが困難になり、最終的にスタジオは倒産。
そして改めてスタートするが、スタッフに裏切られ再び倒産の危機。
と、かなりの苦難の連続。
ウォルト・ディズニーがこんな危なっかしい人生を歩んでいるとは知りませんでした^^;
しかし何度も来る苦難を乗り越えて、ミッキーマウスが誕生し、その後、ディズニーランドも手掛けるようになるのです。
この本を読むと、ディズニーのアニメーション・テーマパークへの情熱がひしひしと伝わってきます。
この本を読み終わったあと、改めて昔のディズニーアニメを見直してみると、また違った見え方ができます。
戦前のあの時代に、そんな感じであんなアニメーションを作ってたのか、と改めて知ると恐ろしくなりましたw。