「代官山オトナTSUTAYA計画」を読んだ。
これはTSUTAYAでお馴染みのCCCの増田宗昭さんが、
代官山TSUTAYAの計画を中心に書いた企画の本です。
特に印象に残ったのは、以下の部分。
ある企画を思いつき「この企画買いませんか?儲かりますよ」と企画書1枚持って売り歩いても、まず誰も買おうとは思うまい。
「私の考える企画は、例えばこうなりますよ」という見本となる商品がどうしても必要
TSUTAYAで売っているのはCDや本ではない。ライフスタイルだ。
単に新しいことをつくりだしてやろうという姿勢からひねりだされたものはまず間違いなく失敗する。
カフェの真の商材はコーヒーではない。”ゆったりとした時間を過ごせる場所が欲しい”ということ。
すごいと思うのは、常に顧客の価値の上に企画を考えているというところ。
顧客にとってもTSUTAYAにとっても得をするwin-winの関係を自然な形でつくってる。
ライフスタイルの提案というのは、渋谷、六本木、代官山のTSUTAYA店舗を見てみるとよく分かる。
これらのTSUTAYAが出来たことで明らかに街の人の流れが大きく変わっているもんなぁ。