能楽堂で『能』を見てきました。
前々から一度は見たいと思っていたんです。
最近、琳派の絵や能とかの簡素な世界に興味を持ってて、
デザインにも通じるところがあるなぁと考えてるんですね。
直接的なつながりはないかもしれないけど、
自分が目指すデザインに近いところがあるのかもしれない。
それにせっかく近くに能楽堂もあるんだし(最近知ったんですけどね)
ここに住んでいる間は一回は見とかないといかんだろ、
ということで行ってまいりました。能鑑賞。
もちろん能を見るのは初めてです。
能に関する知識はほぼゼロ。
先入観がない分、新鮮に感じられました。
能、狂言、能、の3本立て4時間スペシャル。
な、長かった~…。
それでは素人なりの感想を。
やっぱり独特の世界観、空気感でしたね。
静かで落ち着いた空間というか。
能舞台の上にセットをくんでる訳でもなく。舞と唄と鼓と笛だけで物語が表現されていきます。
まず舞がすばらしかった。
おどってるのはたぶんオッサン…なんですけど
指先や扇の動きとかが、なんか…こう…美しかった!
完全に巫女さんの舞に見えましたね。
あと意外に着物が派手です。
役によってはアメリカンコミックに出てきそうな格好してましたw。
でもそれだけ派手なのに変なわけではなく、日本的で美しいんですけどね。
狂言の方は『芸能』というよりは『コント』に近い気がしました。
こんな何百年も前からコントをやってたというのは、ちょっとうれしかったです。
ただ、その狂言見て笑ってる人は皆無でしたけど…。
だから狂言も創作落語みたいに時代にあった題目を作ればいいんじゃないのかな。
狂言『コンビニ強盗』
みたいな。