2009年4月28日放送 爆笑問題のニッポンの教養
“何もないが、すべてある”
この世の中のものは全て「間」によってできている。
デザインはモノと人、人と人、とのコミュニケーションの「間」
笑いは言葉と言葉、タイミングの「間」
原さんの「EMPTINESS」のお話に対する、爆笑問題の「漫才」の例えもホント分かりやすかったです。
太田の「ボケ」に対して、田中の「ツッコミ」の度合いによって、
どの程度のボケだったかが決まる。
「原さんはカーネルサンダースみたいですね。川で溺れませんでした?」
というボケに対して、
「確かににてるけどあいつじゃねぇよ!」
と
「どうみても人間だろ!」
では、受けての印象はガラリと変わります。
ツッコミの度合いによって、見る側の視点が変わる。
ツッコミの度合いよって観客に無意識のうちに、笑いを導いているんですね。
デザインも笑いも共通するのは「相手があってのもの」ということ。
デザインは使う人が満足しないと、いいデザインとは言えないし、
お笑いは見る人が笑えないと、いい笑いとは言えない。
一方的なものでは存在しえない、相手があってのモノです。
原さんのおっしゃっていた「他人の頭で考えろ」は納得です。
デザインと笑いは近いものがあるな~、似てるな~と思ってましたけど、
今回の放送を見て改めてそう思いました。
あと、見てて思ったのは原研哉さんかなり饒舌でしたね(笑)
序盤は、あの太田さんに喋る隙を与えないほどの勢いw
VISION’D VOICEを聞いた時も思いましたけど、
デザインを語るときの原さんは本当に熱いですね。
(VISION’D VOICEでもインタビュアーのナガオカさんはほとんど喋る隙がなかったw)