最近、世阿弥の言ってた、
- 花
- 面白き
- 珍しき
は、世の中を動かしてきたもの全てに当てはまるなぁ〜、
と改めて思うようになってきた。
この花、面白き、珍しきというのは、室町時代の能楽師、世阿弥が書いた本「風姿花伝」にある一節。
風姿花伝は簡単に言うと、能を極めるのはこういうものだ、ということを書いた芸能の本です。
600年くらい前の本なんですが、現代でも「なるほど〜」と思うようなことが書いていて、
ものすごい勉強になります。能だけでなく色々なことにも当てはまるような内容になってます。
その中でも僕はこの、
「花と面白きと珍しきと、この三つは同じ心なり」
という一節に、あ〜。確かに!と共感しました。
これはどういうことかと言うと、つまり
「人というのは、この3つがないと、感動させることが出来ない」
というもの。
確かに過去振り返ってみると、
世の中の多くの人を魅了したものは、この法則に必ず当てはまってるような気がする。
それは時代やジャンルを問わず、
すべてのエンターテイメント、モノ、ビジネス、はこの法則に当てはまるような気がする。
ディズニーランドも、
マイケル・ジャクソンも、
nintendoDSも、
電波少年も、
iPhoneも、
AKB48も、
新庄と日本ハムファイターズも、
レディ・ガガも、
猪木vsモハメド・アリも、
ラーメン二郎も、
ダウンタウンも、
インベーダーゲームも、
シルクドソレイユも・・・
全てこの「花、面白き、珍しき」の法則が当てはまる気がするなぁ。
逆に言うと、これがないものはどんなに良いものでも、多くの人を魅了することは出来ないかもしれない。
どんなにクオリティが高いものでも、面白くなかったり、目新しくなければ、決して人の心を動かすことはできないのかもなぁ。